2015/08/01

Emil Harless “LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALTEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT” (1856)




Emil Harless “LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALTEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT” 170pp+180pp+218pp+20plates, Verlag von Ebner & Seubert, Stuttgart, 1856

 ドイツの医師で生理学者、ミュンヘン大学教授のEmil Harless(1820-1862)による“LEHRBUCH DER PLASTISCHEN ANATOMIE FÜR ACADEMISCHE ANSTALEN UND ZUM SELBSTUNTERRICHT(美術解剖の教科書 大学機関と自己学習のための)。本書は頭部、体幹と四肢の筋骨格、生理学、そして図譜の項目に分かれて掲載されている。頭部の項では表情と視点の関係を示した図が珍しい。体幹と上肢の項目では半棘、多裂、回旋筋という細かな脊柱起立筋や鵞足(縫工筋、薄筋、半腱様筋の膝関節下内側合流部)まで記載されている。生理学の項目ではRicherに迫る情報量で、この項目に対して注力していることが伺える。図譜は片側観音開きになっており、体表の運動図などが掲載されている。
(初版、筆者蔵)

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